[そうして、今度は別の意味で死ぬかと思った。>>211]
何?ベリアン様が呼んでおられただと?!
おいテメェなんでとっとと言いに来なかった!!!
お待たせする事になっただろうがヴォゲッ!!
[伝言頼まれた可哀そうなオークが、げしげし足蹴にされてぶひぶひないた。無理っすよ、とか言いたかったに違いない。
理不尽な目にあいはしたが、ファミルは非力すぎて、ダメージにもならなかったらしいのは幸いである。]
すう……―― はぁ……――
髪よし、服よし、問題ない、オッケイ。
[慌てて、ベリアンの居るらしい部屋へ向けて走る。
扉の前でささっと身なりと呼吸を整えて、丁寧にドアをノック。]