[だから、ローランドにお礼が言いたかったのだ、と。それだけが頭を占めていたから、傍らのイェンスへと向けられた笑みや、>>229ローランドの隣の女性が浮かべる表情には気付くことなく。>>231思い出せてよかった、という笑み、賞賛にも、はい、と頷き] 本当に、ありがとうございました。 ローランドさん。[そう言って、深々と頭を下げた後。>>232最後の問いに返された答えには、ぱちりと瞬いてから] はい。[確りと、はっきりとした答えと頷きをもって返した]