[ 質問する時、心臓がばくばくと大きな音を立てていた。
彼からの返答は、私の予想通りのもので>>238
やっぱり…と俯いてしまう。
けれど続けた問いに答えはもらえなかった。
こんなことは初めてだ。
彼から答えがもらえないなんて。
だから驚いて、はっと顔を上げて彼を見つめる。 ]
え…………?
[ 主人に直接、と言われて仕舞えば返す言葉もない。
…その通り、なのだから。
うぅ…と眉を下げてしょんぼりする。
口元に彼の指が近づけば、
今にも噛みつきそう勢いでそれを見つめただろう。 ]