[ やがて、ほんとうに別れの時がやってくる。>>193シリルの言葉を>>194最後まで聞いたカレルは、聖銀竜の鱗を握りしめた手を胸に当てて、小さく一度頭を下げ、笑顔で顔を上げた。 ]それじゃ、また!![ 再び会うことはないだろう、と、自分で口にしておきながら、これが永生の別れではない、と信じて疑わぬ顔で手を振る騎竜師を乗せて、風竜は大きく羽ばたいた。* ]