人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


平原の民 エディ

― 遠い記憶 ―

[兄とも仰ぐその人との出会いは、随分と前に遡る。
 珍しく風の凪いだ日の午後のことだ。
 集落の家々の間に見慣れぬひとの姿を見つけて、
 頭に葉っぱをくっ付けたまま、首を傾げた。]

 (誰だろう?)
 
[近くに居た大人の裾を引き、あれは誰かと聞けば、
 訳あって一緒に生活することになった旅人たちだという。
 旅人や客人が留まるのは珍しいことではなかったが、
 とりわけ興味を引かれたのは、そのうちの一人がまだ年若い男の子であったからだろう。]

(257) 2016/02/18(Thu) 20:21:15

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