― カレン・広場 ―
[上体は起こしたものの、立ち上がれずに居ると目の前に手が差し伸べられた>>238。
それに気付いて見上げると、品の良さそうな女性の姿。
少し呆けるように見上げて、その手に自分の手を重ねる]
ありがとう、ございます。
良いんです、皆さんに同じことをしろとは思いません。
護るのは、私達の役目ですから。
[立ち上がるために手を借りながら、女性の謝罪に緩く横に首を振る。
言葉を紡ぐ頃にはどうにか笑むことが出来るようになっていた。
こうして手を差し伸べてくれることが、嬉しかった]