人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】宮廷画家 ローレル

― 吟遊詩人の知らない物語 ―

 光の登るがあれば 光の沈むがある
 輝くがあるならば 光が作るがある

 明けを待つ暁の国の隣には
 宵を頂く黄昏の国があった

 大地に咲く仇花も
 暗がり満ちる海の色も
 空の果ての暁の星も

 歌として語るものすら もういない

[  ローレルに歌の才があったなら、
  詩人の歌>>20に皮肉めいてそう返しただろう。

  …仮に、画家という立場ではなく
  詩人という立場であったなら…の話。

  今は亡い国の話をするに
  相応しい立場であったら…と
  ――有り得もしない仮定の、"もしも"の話。  ]

(257) 2017/04/19(Wed) 21:52:13

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