― レオヴィル軍陣営 ―
[ ディークの持ち出した、鉄底族との交渉材料に>>213男は、ん?と首を傾げ、傍らに居た従者に視線を向けた ]
アルテス西南てのは、確か...
「...そうですね、皇太子の所領です」
やっぱりか、よし、それなら問題ない。
王や諸侯に伺いを立てるまでもなく、俺の一存で、自治領として認める。
確か、あそこには、岩盤深く掘ればミスリル銀の鉱脈が通ってる可能性があると、聞いたぞ。
[ 手つかずの...というか、手をつけることが難しかった、しかし、大きな財を隠し持っているかもしれない土地。それは、取引の有利な材料の一つになるかもしれないと、男は笑った*]