― 葬儀の後 ―
[ クレステッドに突っ込みめいた言葉をかけた後、彼は、声を落とした ]
あいつは、タヴィは...ダンクラード達を「解放軍」と呼んだ。「反乱軍」ではなく。
[ 兵達の歓呼に応える言葉の中、それは無意識であったかもしれない。聞き咎めたものも殆どなかったろう ]
同じラモーラルの民、という想いもあるんだろう。だが、それだけじゃないような気が、俺にはしてる。
[ オクタヴィアスは、心のどこかで、彼等の決起を「反乱」とは見做せずにいるのではないか、と ]
...だとしても、俺にはそれを間違いだと否定できない。
ダンクラードは、「王」だ。
[ 唐突に断定する口調で言った彼をクレステッドはどう思ったか ]