っと、俺も情報は欲しいな。
どんなご面相なのかによって、対策が変わるし。
伝説のにゃんこ頭やうさちゃん頭じゃ、剣を使う気になれないっていう危険もあるし……
[ ぶつぶつ呟きながらも足は進み、いつの間にか地下演習場の前に。 ]
誰もいないのか……皆もう下見終わったのかな。
[ しばしの躊躇。
ようやく心を決めて周囲を伺い、教官の姿が無いのを確認して、階段を降りる。
扉に鍵は掛かっていなかった。封印を無理やりこじ開けたような痕跡もない。 ]
あー、まあ幻獣だしな。
でも、鍵掛かってないってのは……
あれか、偵察上等ってことか。