人狼物語−薔薇の下国

178 薄暮の海―CLASSIFIED MISSION―


電測士 リエヴル

……まあ、手榴弾程度では、こうはいかないでしょう。
結局は対人用ですからね、炸薬量は大したことないはずです。

[むしろ、手榴弾というのは、飛び散る破片による殺傷力が主になる]

……TNT?
それはまた……、艦底でそんなもの、よくもまあ。
下手したら、浸水で機関室全滅じゃないか。

[ひくりと、口許が引き攣る]

……我が国の?
しかし……、本艦にそんなもの積んでるはずが。

[当たり前の話だ。
場合によっては、戦闘前に可燃物を投棄することもあるのに、無意味に爆薬など積んでおくはずがない。
だから、潜入した工作員が艦内でローゼス製の爆薬を調達したという線は、まず有り得ない。
といって、水上電探にも反応しないほどの小型舟艇か潜水艇かで潜り込むような工作員が、それだけ大量の爆薬を抱えてこれるわけもない]

つまり……最初から乗員として紛れてた、か。

(256) 2014/04/22(Tue) 19:14:41

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