[>>249 状況はまだ五分五分といったところか。然し、確実に海際に反政府軍が寄る。それでいい。けれども、黒く光る円筒型のそれを見やり、咄嗟に叫ぶ。] ――――……物陰に隠れなさい![銃声は鳴る。耳障りな音とともに、兵が血の華を咲かせる。] くっ……… あれが、異国の齎した穢れ………[たかが民衆の集まりにここまで苦戦するとは。全て、あの男が持ち込んだ文明の賜物。これは――――未来の諸外国と、ナミュールを示唆しているのだろうか。]