[時計を見上げる。約束の時間が、迫っていた]
ね、ツェーザル。
わたし、このあと、タクマさんに呼ばれてるの。
…だから、それまで、手を握ってて、ほしいな。
[繋がる指先。伝わる体温。
もう何度となく触れた、優しい手。]
わたし、本当にはじめてだったんだよ。
怖くない、って思えた男の人。
あの日からずっと、ツェーザルは、私に、愛することを教えてくれた。
[そんな大事なあなたに、私の愛は、伝わっているかな?
言葉だけじゃ足りないくらい、あなたのことを愛していること。
にこり、と穏やかに微笑んで]
ありがとう。
あなたのおかげで、世界がすごく明るくなったの。
夢も笑顔も、あなたのおかげ。
大好きだよ。ツェーザル。
ずっとずっと、一緒にいてね。