…提督がモルトガットの皇帝陛下と会見されている間に、扶翼官殿がシュヴァルベに来られました。
[ この話はここまでだ、とばかりに報告を促されると>>206男も、そこで気持ちを切り替え、伝えるべきを伝える ]
どうやら、提督がシコン同行に同意されたら、人質としてこちらに残るおつもりだったようで…
[ 僅かに苦笑が浮かぶ ]
皇帝命令だとすれば、呆れるところですが、もしかするとあれは、扶翼官殿の独断だったかもしれません。
[ そうでなくても、多分「命令」ではなかったのではないか?皇帝に振り回されるのを結構楽しんでいる、と言ったルートヴィヒの言葉を男はゲオルグに伝え ]