[手で顔を覆って震えていれば、いつの間にか戻ってきたダーフィトがメイン・サロンの面々に尋ねる。
曰く、現場に残されていた手がかり、通信機の持ち主を知らないか。>>168
...が落ち着きを取り戻す前に、名乗り出たノトカーの連れ。>>176
その間交わされる会話は耳に入っているものの、頭が働かない。気持ちを落ち着かせるのに精一杯だ。
ようやく涙も落ち着いて、息も整ってきた頃。
トールがアリバイを尋ねてくる。誰がベルを襲ったのか。これ以上、誰も被害に合って欲しくない。早く見つけないと…。
乱暴に涙をぬぐって、]
…私、メイン・サロンを離れた後は、手伝ってくれた人達と一緒にレストランに。
そこでスープを作って、また戻ってきたの。
[答えるそれはまだ涙声だったが、幾分しっかりしたものになっていた。
手伝ってくれたシメオン>>243、ノトカー、サシャと目が合えば、一緒だったね、と頷いただろう。ハダリーはどこにいるのだろう。]