[そしてもうひとり…
地球人の学生で、武器も持たずにドロイドにて組みついてたその姿が咄嗟に思い浮かべば。
あの戦闘の最後のあたり、背中を守ってくれたときのことや、交わした会話が同時に過ぎり、どうしようもない自己嫌悪に思わず表情が歪みそうになる
咄嗟に堪え、誰に気づかれることもなかったろうが。
疑いたい、はずもない。
けれども、もしも…何か、他にもこれ以上の徴候があったとしたら?
先ほどハダリーとノトカーが交わしていた、冷凍睡眠の話を思い出す。
中に入って眠ることは、決して安全を意味するものではない。
けれど、ふと…
彼はその中に眠ることについてどう感じるだろうかと
そんな疑問が、どうしても、頭の片隅から離れなかった。]**