……リエヴルさん…、ありがとうございました…。
俺…、あなたの事、好きです……――。
最初は父のようだと思ってました、もちろん人として尊敬もしてます。
けど…、それだけじゃなくて…その…、そう言う意味で――。
[きっと答えのわかりきった告白。脳裏に過ぎるのはギィの流れるような赤い髪。
リエヴルが何かを答える前に、首を左右に振って何も答えは欲しくないと示す。]
こんな事言っても、あなたを困らせるだけだって、分かってます。
だからお願いですから…何も言わないで下さい。
[大切なこの人を支える手の元に、早く還さなければ。]