[鎧を全て外し終えて、タイガの裸体を目を細めて眺める。
服を失ってからも激しく動いたからだろう、擦り傷になっている場所をちらりと舐めた。]
タイガもそのままで美しいのに。
[隠すのは惜しいという顔をしてから、原初の人間に倣って股間に光を置いてみる。
───だが、何か違う気がしたので、必要な時には自分がそうするように、光を紡いで衣服を纏わせた。
貫頭衣というよりは一枚の布を巻いたような造りで、翼の邪魔にならないよう肩や背が大きく開いたデザインになっている。
これはこれでタイガの身体をよく引き立てたから、満足した。]