[調査の件では武官文官双方とも話が纏まり一騒動に終止符は打たれただろう。
葬式の日時を、調査の期間を、戴冠の時期を取り決めようとする弟の提案を耳にする>>162。
期間は短過ぎる、という思いはあれど、国外からの干渉を最小限に抑える兼ね合いを考えれば致し方あるまい。]
些か短すぎて双方が納得出来る事が材料は揃うのか、という疑問があるが。
それは、監察官長と参謀総長の手腕を信じるとしよう。
此方とて王の不在を快くは思わないので、出来うる限り尽力を尽くすと誓う。
[文官側からの皮肉は全て受け流し、颯爽と、弟を見ること無く背を向け踵を返し、王の間から一人立ち去っていくのであった*]