人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


上級将校 サシャ

( 先遣隊を率いるのはあの女将軍と聞きました。)

[ まつろわぬ民の調査として、定期的に巡察に来ている白銀の甲冑姿の将軍を思い浮かべる。
 人前では兜を取った姿を見せないとされる小柄の将軍の性別は体型と声色で予想している。王府に居った者は噂などでひょっとしたら真相を何か知っているのかも知れないが、地方に留まったままの身ではそこまで詳しい話は知らない。

 世話や応対は主や隊長、隊長贔屓の他の将校がするので自分は実際の境界付近までの案内をする時しか接する機会はなかった。自分の連れた兵を褒められた時の声からまず間違えは無いと思ってはいたが。

 王府で女の身で将軍というのはなるまでもなってからも大変だろうとは思う。しがみ付くだけの理由や事情があるのだろう。見る限り、いつだって毅然としていた。気の張りようが、隙を作らないようにし過ぎているような気もしたが、最初の訪れの際に引き連れた兵が足を踏み外して数名死んだからかも知れない。]

(255) 2015/03/08(Sun) 00:23:13

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