― カレン東・騎士団天幕 ―
[戦前。炊き出しの白き煙があがる騎士団の陣にて――
目を引くのは手押し車付きの兵器の数々である。人間同士の平原の戦いではまず使わないモノや弾がカレンの港から運ばれてきていた]
[軍議が始まる。
もしも時間が5年もあればこの場にいるメンバーも大きく様変わりするだろうというのに――]
[この場で面白いコトをいったら誰か笑うだろうか、などと流れかけた思考を、双子の片割れの言葉で充たし]
前置きは置いておいて単刀直入に。
[その場にいる友、リエヴルに笑み混じりの視線をやる。彼の好む実務を優先し話を進める]