[教会に程近い場所の切り株に、件の耄碌爺がいる>>191>>193。それにパン屋の息子らしき姿もぼんやりと見えた。>>195距離は遠いため、何を話しているかはわからないが、二人掛りで介護をしなければならないなんて大変な事だと心の中で一人ごちる。男の歩みは遅い。声が届く範囲に近づく前にモーリッツは切り株から腰を上げて、どこかへと立ち去って行った>>212]