― 出航後 ―うん。それが、この家名を名乗る男子の心得だ、って。ウチのにぃが言ってた。[反芻される言葉>>250にこく、と頷いて]……お願い……って?[思わぬ言葉と共に差し出されたナイフをじぃ、と見る。見知った文字が示す言葉、その意味はすぐにわかったから。きょと、と瞬いて、ナイフの柄と、ディークの顔を見比べて]……これ……は?[最終的に、こてり、と首を傾げて問いかけた]