[次いで向けられるのは兵ではなく”兄”としての言葉。彼がこれまでどのように思って居たかがその言葉から知れる。それはオクタヴィアスを案じてのもの。そんな風に思われていたのか、とは思えど、それを不快には思わなかった。少し気恥ずかしげにしていると、”兄”の手がオクタヴィアスの頭に乗る] …ありがとう、兄様。 そう言ってもらえると、嬉しい。[向けられた言葉を噛み締めるように胸に刻み、はにかんだ笑みを浮かべた]