……だから、休めって言ったんだ。
…死んでるかと、思ったじゃ、ないですか。
ばか。
ほんとばか。
[ぐずぐずと文句をいいながら、ググッと引きずるようにベッドに上げて、布団を掛ける。
何なら、このまま縄か何かで布団ごと縛りあげてやろうか。
沸点は低い方だと自覚している自分も、今回ばかりは…怒っていた。
これだけ動かして、起きないのなら、相当疲れが溜まっているのだろう。
幸い、この部屋は、中々入り組み、侵入し辛いから……。]
終わるまで寝てろ、ばかやろう。
[そう言い残し、部屋を後にしたのであった。]