……え……?
[続く頼み>>219に、完全に固まった。
どうしてだ、どうしてそれをフリーデルが言うんだ。彼女が、自分が本物であると言うならば、彼女の力こそがこの先必要になるんじゃないのか。どうしてそんな、己の力を蔑ろにするような、ことを]
[疑念がまた思い出され、けれどシモンが嘘吐きだと腑に落ちないのと同じように、フリーデルが嘘吐きだとしてどうしてこんなことを頼むのか、分からない]
……ご、めん、
今は頷けない。ちょっと、考えさせて……
[そう伝え、頭を下げる彼女から逃げるように厨房へと向かった]
[――フリーデルが、オットーが、処刑された結果を“カタリナが知らせることで”ひとつの証明になるのだと、そう気付くのはもう少し、先のこと]*