人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ ただ、「紋章」という贈り物は気に入った。
 センスのない魔物に任せていては出てこないようなデザインだ。
 炎を噴く火竜というのは少々苦笑せざるをえなかったが、
 大陸に飛ばせた火竜は、彼らの心に相当大きなインパクトを残したのだろう。 ]

 この紋章を掲げた国や町は、「人類半数の殺害」の例外とする。
 この紋章は、俺だと思え。
 俺の臣下を自認する者は、この紋章には手を出してはならぬ。
 もしも出した者はその場で処刑して構わぬ。

 しかし、そうでない者は、お前達の好きにしていい。
 
[ 魔軍には、その命令を徹底させた。
 ……魔王の紋章の元に居た方が安全であることを、人々もやがて学ぶだろうと見込んで。 ]

(254) 2014/04/05(Sat) 18:45:10

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