─ 島 砂浜 ─
困った時はお互いさま、か。
[甘い物嫌いじゃなかったら、と差し出してきたそれ>>213を受け取ったのは彼女の心遣いが嬉しかったから。
ありがとうと、仲間を頼む。先に向かう彼女へ言葉に託す事はそれだけしかできなかったなと思いながら濃厚な甘さを口に含む。
それを見た見張りにユウレンの者から貰ったと言うと、彼らはあまり色好い顔をしなかったけれど]
ユウレンの思惑は解らんが、今回に限っては警戒は要らねーよ。
考えてみろ、多少艦が逸れちまってる今でも俺らの方が戦力は高いんだぜ?
明らかに捨て駒な連中ならともかく、シュタイフェ・ブリーゼの人員は主力級が揃ってる。
そんな連中捨て駒にするような国ならそもそも警戒する必要ねーし、逆に捨て駒に出来る程人員が豊富なら警戒した所で勝ち目なんざねーよ。
変に警戒して関係悪くするより相手信用して頼る方がよっぽど建設的だ。