この広い王都であのように暮らしている人が居るとは思わなかった。[それは初めて貧民層の生活を垣間見た時の感想。他を圧倒するような国の中心でも、手が届かぬものがある証] 全てを分け隔てなく、と言うのはこの豊かな国でも出来ないこと なのかな。 ……私は、ラモーラルに住む全ての民に手を差し伸べられる ようになりたい。[紡ぐのは、下町を見て回るようになってから想うようになった願い]