[笑みに暫し、眼を眇めやり間を置いてから] …私の動いた理由と、 目的だったな。[>>185 問われたことを口にしてウェルシュのほうへと向きなおる。どこから話すべきか。少しだけ考えてから、少しゆっくりとした口調で、口火を切る。] …首都からは、帝国軍が侵入すれば、 街を上げて徹底抗戦をしろ。と、 そういわれていた。 ──シコンは海上からの防衛戦をするには 適した地形だ。 総員で抵抗すれば、時間は稼げたろう。 街と人、双方に相応の被害を出してな。 単純に私は。 その命令が嫌だった。