私には、解らない。私が、そういう力を持っている人を1日、守れるかもしれない。……それだけでも、私が……[何か続けようとしているようだが、言葉はそこで止まってしまう]…………わたしが……[先ほどの「私が」よりも、ハッキリとわかる震えた声で。「私が命を捨てる理由になる。」本当はそう言おうとしたのだけど。そのことを意識してしまって、言葉が続かないのだった]