[紅茶の味に不満を抱いているパメラには気付けない。
パメラが村にやってきた頃は既に店の手伝いを始めていた自分は、友人と遊ぶ時間は限られていて、パメラと話をした記憶はあまり残っていない。しかも木登りや追いかけっこや雪合戦など、激しく体を使う遊びが好きだったから、三つも年下の女の子が一緒に遊ぼうとするにはハード過ぎるだろう。
他の子供のように、パメラの髪をひっぱったりしたことは一度もないが、長じたパメラを見ても、特に何も感じなかった。元々パン作り以外のことには興味を示さない朴念仁だし。]
雪崩にあったなら、ゆっくり温まるといいよ。
[紅茶を受け取ったパメラ>>235に、返事は期待せずに一言だけ声をかけた。]