……ああ、いや、眷属化する気なんてないよ。申請ないまま眷属増やして、評議会敵に回すほど阿呆じゃない。
知ってるだろ?そう簡単に僕が眷属増やせない事。
[意図が通じてなかった事に気づけば、その意図がない事を相手に解く。
そして了承を得ることができたなら、指へと針を指し、その血を一滴すくい取った]
一時的な魔力の補填っていっても、僕の血はそのままじゃ毒だからね。
[そんなことを言いながら、指先にある他の血族の血、重なるように自身の指にも針を指す。
二つの朱が交わるのを見届けたなら、眠る子の口へとそれを落とした]