─ →広場 ─
[ふらふら歩いているからか、抱えた酒瓶からちゃぷちゃぷと液体が揺れる音がする。
そのまま教会に向かうことに呆れたような声が出たが>>176
一度家に帰ってしまえば早速酒盛りを始める自信があった。
そんな事になれば、アルビンに分け与える分はなくなってしまう。
もっとも、男が帰宅するまでに忘れていればその約束は無かった事になるが。]
にしても、人狼なァ。
懐かしい話だぜ。
[>>174彼によるとモーリッツが与太話を言い歩いているらしい。
人狼なんて、それこそまだ10にも満たない頃から、教訓としてモーリッツに言い聞かされていた。
悪い事をすると人狼がやってきて食っちまうぞ、と。
あれから長い月日が流れているが、いくら悪い事をしても人狼というものが出たなどという話は聞いた事がない。]