… お前は、未だ足りてはいまい?[そうして、不安定に揺れる光へ指先を差し伸べた。 淡く白金色の光零れれば、 それは仄かな温もり伝えて光の御使いの虚像へと落ち。] わたくしも、…だが な。[だが苦笑と共に、その輝きもやがて薄れる。 以前とは比べ物にならぬ程の淡き光、 それは即ち大天使の力も未だ、戻らぬを雄弁に示した。]