公国は俺たちの敵です。でも、…俺たちと同じく、血の通う人間です。俺たちは、――…他でもない、“此処”シュヴァルベで、学びました。だから、…知っています。知っている筈です。単一の存在という意味においては、どちらも、違いは無いのだと。[ジェフロイから視線を逸らさず、薄く微笑う]魔兵器を使う。会議の時は、それが効率のいい手段だと思いました。でもこうして、実物が目の前にあると……俺は、今、 …少し怖いです。[拳をぎゅっと握り込む]