人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 シュテルン

― 出陣前/野営地 ―

[何事かを楽しそうにリエヴルに囁きながら思う。
騎士団一の槍の使い手がこんなに親しみやすいとは。
その時には緊張は完全にほぐれていた]

 ええ、俺も。
 またゆっくりお話したいです。

 だから……お身体、大事にして下さい。

[無理しないでとはいえない。
この戦いに彼の力がどれほど必要か。
そう思えば、彼が戦いから退くのは不可能だろうし、リエヴル本人がそう言われて嬉しいかどうかも疑問だった。

それでも、一言だけ言わずにいられなかった]

 ええ、また――。

[去りゆくリエヴルを見送りながら深々と一礼をした*]

(253) 2014/04/03(Thu) 21:08:37

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