―昼:宿屋3F フリーデルの部屋―
[少なくとも、エルナは話を信じてはくれた……ように見えた。>>244
その内心、彼女の持つ能力までも知る由は無かったが、それでも。
信じるというのならば、そのような表情になってしまうことも予想してはいたので。エルナの反応>>246 には何も言わなかった。
ドアノブに手をかけると、後ろから声。>>248]
……そうですね。私も知りません。
……もしかしたら居ないかもしれない。ゲルトさんがそう言う人だったかもしれない。
でも。
……でも、いいんです。
[その口調は、やはりあくまで淡々としたもので。]
少なくとも、私はそういうことが……見える人間じゃない。
今そこにいるエルナさんだって、もしかしたら人狼かも知れない……そうだとしても、私にはわかりません。