[ニクスは無邪気に少女を追いかけて来たかもしれない。羊飼いの視線には気付かずに、落とさない様に牛乳瓶を両手で持ちながら少女は教会へと駆ける。一足先に羊飼いより早く教会へと到着しただろうか。開けようと教会の大きな扉に手を掛ける、その前に一瞬ちらりと後ろを振り向いた。]カタリナとニクスは仲が良いね?いいな……、……。[肩越しに羊飼いと白い犬と姿が見える。仲睦まじい姿にほぅと溜息をつく。少女は1匹の小鳥の思い出していた。]