そろそろ飽きたな……さて、
手土産でも持って還るとするか……。
[たった今葬り、貪ったばかりの天使の亡骸を見下ろし、呟くと。
巨大な蠍の下半身を無辜な天使のそれへと変じ、背中に一対の
羽を生み出して歩き出す。
天使の住まう国が一つ、魔族達によって滅ぼされようとしている
最中、悠々と目指すは大きくもない工房。
そこに目指す彼の者がいる。]
オズワルド、ここにいて魔族が来るぞ!
此処は戦いに慣れた者達に任せて、一旦退こう!
[初めてここへ訪れた時、大天使ガブリエルの使いと
嘘を名乗り。
疑いもしないこの天使が一つの者を作り出す様を、近くで眺める
のが、ここのところの日課だった。
>>155時に自問自答しながらも、>>156護りの欠片だという
"それら"を生み出して行く様が楽しくて――]