は、はは。やあ、リヒャルト。[ただ。兄の傍らに控える幼馴染>>247ばかりは、そうもいかなかったようである。容赦なく盛大なため息が落ちるのに、バツの悪そうな笑顔を向けた。ごめん。と小さく頭を下げれば、視界の端に近衛が動く。流石にそれを拒否することもないようで、観念しきった風で受け入れた。どのみちこの後は、墓参りをして王宮へと戻るばかりだ。]