─ 後日/雷華の領域 ─
応…どうした引き篭もり。
お前が自分でここまで来るなんて、なんだ、明日は槍でも降るのか。
[突然の来訪者を、明らかに寝起きの絡んだ髪をがしがしと掻き散らしながら出迎える。
くあ、と大きく欠伸をしたガートルートは、訪ねてきた旧知──蒼月を、室内へと迎え入れた。
調子はどうだ、との問い>>223には眠くて敵わん、などと緊張感の無い答え。
手ずから入れた茶を出してやって、向かいにどっかりと腰を下ろす。
選と選の合間を微睡んで過ごすような一華が、遥々足労した理由は何事か。
語る蒼月を黙って見やれば、その内容>>224>>225に男はぱちりと目を瞬いた。]