― 聖神神殿・儀式の間 ―
[アイルリートから返る言葉>>241 >>242に、浮かべるのは微かな笑み。
言葉を綴る事はなく、その場に集うべき全員が揃い切るのを静かに待ち。
時が訪れた所で、ゆっくりと、門を開くための術式を紡ぎ始める]
……無限の虚空を隔てて在りし彼方の地。
我が言霊に応じ、門を開け。
彼方より来たりしものを、在るべき地、在るべき刻へと還すため。
今、この一時、二つの界を繋ぎし路を。
……天の英霊、そして、聖神の名において……求めん。
[紡がれる術式に応じ、真珠色の煌きは水晶柱へと取り込まれ。
やがて、虹色の煌きがその場に生じる。
それと確かめると、神官長はゆるり、視線を場に集う者へと向けて]