[たとえこの身に厄を溜めることになっても、それでも、自分は。槍は右肩と左上、右脚と左腿を貫き、感覚は次第に麻痺してくる。けれど、死にさえしなければ、負に取り込まれさえしなければ、きっと、まだチャンスは残っている。]