[この場にいる二人の間でならば、その真意はおそらくは通じるであろうか。両手足の枷の宝石と、胸の宝石がゆっくりとあわい光りを放っていき、その動きを待った。光りはわずか蒼みを帯びて、金に染まったその場所を照らせば、かつての姿の色の片鱗を親友《ファミーユ》に感じさせたかもしれない]