― サンデッキ ―[変身を解いたら、その暑さに今にも溶けそうだと涼を求め、甲板の熱さに影を求めることだろう。 指先>>207、きっと彼の内に言葉が届いたのだと思った。 何か聞き取りづらい音量で話される。 身を乗り出して聴こうとした。]……言葉ってのはな。相手に届ける為に、意思を通じさせる為に声に出すもんだ。[ふと、コンスタンツェの話を思い出す。 いや、通じない相手じゃない。]