人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

― 首都モーリス ―

[ かつての廃都は、今や魔軍の中心都市へと変貌を遂げている。
 魔物と人間の比率は、7:3と行った所か。
 どこにも行き場のない犯罪者や、追放者が、日々増えていた。
 価値観の違う魔物同士や、魔物と人間の間で、いざこざは絶えない物の、
 そこは確かにある種の活気に満ちていた。
 これから発展していく、チャンスにあふれた場所であった。 ]

[ テオドールは、大陸の間に飛竜の定期便を交わしていた。
 機を見るに敏い、いくつかの大陸の国は、カレンでの騎士団長代理敗北を見て、
 魔軍へ下ったり、魔軍との協力関係を提案してきていた。

 別の時間軸の通り行った国もあれば、正反対の対応をする国もある。
 その理由を探りあて、ソマリアランの影を見つけると、
 テオドールは苦い思いを抱えた。 ]

(252) 2014/04/05(Sat) 18:42:26

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