すべて終わったら、 ボクに貴方の歌を聞かせていただけませんか。 この国が夜明けを迎えるころ。 …駒鳥の飛べる朝になったなら。[ よろしくお願いします。と。 返事を待たずに告げると、 一礼して、城門の方角へ駆け出す。 まだ夜明けの気配もない暁の国の 行く末に関わるだろう全ての顛末を 見届けておきたいと思ったから。* ]