[続くノトカーの言葉>>178に、ガシャン!と。手から落ちた食器が割れる音が響く。
そんなことにも気づかないまま、]
ベルが、被害者…?
出血量、って、そんな…
[嫌だ。信じたくない。
思わず後ずされば、食器の破片が足元で鳴る。
いや、いや、と頭を振って、現実を拒否したい。
だってまだ、ベルには裏メニュー食べてもらってないのに。
そういえば、ベルを最後に見たのはいつだろう。
あんなに優しくて、真面目な子なのに。
真面目な彼女ならきっと、船内のあちこちを見回っているはず。
お店再開したら、来てくれるって言っていたのに。
どうしてしばらく会ってないんだろう。]
うう、ベルぅ…
[信じたくないのに、嘘だって言いたいのに、状況がそれを許してくれない。瞳からぽろぽろと涙がこぼれた。]