― サクソー川/橋の北側 ―
[いきなり何を言い出すかと思ったら、あっけらかんとした勧誘>>184だった。
勿論冗談だろう。けれど本気も所々に混じっているように思うのは気のせいか。]
……… くっ
くッく く、
[込み上げた笑いを噛み殺すと、変な音の息が口の端から漏れた。]
あんたこそ――…
おいらたちの軍に来たらどうッスか?
そーしたら、おいら、あんたを くまおやじ殿 って慕っちゃうッス。
[ツェーザルは、冗談十割の勧誘しか返さなかった。
ここまで直接遣り合って、彼の信が揺るがぬ様を肌で感じていたから…]